アカデミー賞授賞式を日本に届けてくれるWOWOWは素晴らしい
いっつもNetflixの話しかしていない私ですが、WOWOWとは20年以上の付き合いです。ストリーミングサービスが出る前は「WOWOWに降りてくるまで待とう」はよく聞く話だったし、Netflix契約するまではWOWOWオンデマンドにお世話になってました。
契約者数の伸びが止まり、最近は映画よりもスポーツなどに特化してきている印象。
しかしアカデミー賞授賞式の同時通訳版と字幕版、ダイジェスト版まで出してくれるWOWOWは映画ファンにとっては大変ありがたい存在であることに変わりありません。
同時通訳版では何人もの通訳者が協力して通訳しているのを聴けるある意味貴重な機会にするなっているし、より見やすく字幕版にしたものを当日の夜に放送するという仕事の速さ!全部は長いし話題になった部分だけ見たい!という人にも優しいダイジェスト版もあります。
だからせっかく契約しているなら、2月にはアカデミー賞を見てみませんか?という話。
アカデミー賞を見ると、
・アメリカの政治情勢
・エンターテインメント界が今年はどう差別と闘うのか(人種国籍性別など)
・ハリウッド大作映画以外のジャンル(短編やドキュメンタリー、短編アニメ、外国映画)のトレンド
など、日本にいるとなかなか入ってこない情報がギュッと詰め込まれて入ってきます。
今年印象的だったのは、
・"Hair Love" (短編アニメーション部門) の授賞、しかもYouTubeですぐ見れる
・ドキュメンタリー部門の受賞作がまたNetflix関係
・ブラッドピッドのスピーチ(45秒制限を皮肉る)
・なんといってもパラサイト!
また、パフォーマンスも超豪華です。
今年はアナ雪2・ロケットマン・トイストーリー4のパフォーマンスが良かったですね。ビリー・アイリッシュはなぜオリジナルの曲を歌わせなかったのか謎でしたが。オープニングのジャネールモネイも圧巻でした。
女性が史上初の指揮者を務める場面もありました(アカデミー賞では最近でも女性の権利を主張しようとするスピーチやプレゼンターの話が毎年あります)。
受賞者が決まると、その映画で使われた音楽を、その場で決められたテンポで演奏するオーケストラも隠れた見どころ。(いわゆる"巻き"、スケジュールから遅れた分の調節もオーケストラが担っている)
今年はコーナー転換のBGMとして「ティファニーで朝食を」のサウンドトラックが使われていたりもしました。
受賞スピーチもだいたいはそんなに長くありませんし、テレビ番組として見ていても飽きないように作られています。そんなにハリウッド俳優に詳しくなくても、前列に座っている人は本当に有名な人ばかりでそのメンバーを見ているだけでゴージャスな気持ちになれるのもポイント。
何が言いたいかというと、「見てみたら意外と面白いよ!」ってことです。
日本アカデミー賞はあんまりちゃんと見たことないんですが、全然別物ですので。