ノット・オーケーはNetflixファン心くすぐる "I AM NOT OKAY WITH THIS"
ノット・オーケーの配信がアナウンスされてから、期待でいっぱいだった。
だって、「このサイテーな世界の終わり」の監督と「ストレンジャー・シングス」の製作総指揮のNetflix最強タッグ作品とアナウンスされていたから!
ストレンジャーシングスはNetflixで1番有名なシリーズだから宣伝文句になるのはわかる。
しかし、私がNetflixで1番好きなシリーズの「このサイテーな世界の終わり」(以下原題よりTEOTFW)の監督が起用されていているということは、TEOTFWのNetflix側の評価も高かったのかな?もしそうならTEOTFWのSeason3とかスピンオフがワンチャンあるのでは…と別の期待が膨らんでしまう。
それくらいにTEOTFWは衝撃的に好きな作品だったし、ストレンジャーシングスはNetflixにハマるきっかけになったシリーズだから見る前から思い入れがあった。
ノット・オーケーは1話あたりも20分くらいで、なんとTEOTFWより短く7話しかない。一晩で見られる長さだし、スピード感もあってイッキ見できた。
TEOTFWと違ったのはシーズン1で終わることが考慮されていないというか、シーズン3くらいまでは絶対視野にあるだろうなというストーリー展開。だからシーズンとしてのまとまりはあまり感じなくて、これで打ち切りだったらがっかりだ。
TEOTFWファンなら、カット割や音楽の入れ方、1話の始め方などが懐かしく思えるだろう。ちなみに音楽はTEOTFWと同じく、blurのグレアム・コクソンが担当している。もうおなじみになったギターサウンドもあるが、作品のカラーに合わせて退廃的で救いのない感じは少なめ。でもエンドロールで確認する前なのに、この音絶対グレアムじゃん!とわかってしまう感じ。
ノット・オーケーはストレンジャー・シングスのファンにも受けるだろうと思う。だから、というかなんというか、TEOTFWよりも一般受けしそうだ。語り方やテンポはだいぶ違うけれど、超能力モノだし少しダークファンタジーの感がある。コメディっぽくもあるし、学園モノで複雑な恋愛関係アリ、NetflixらしくLGBT要素もあって、見た目上マイルド。
更新されたら絶対見るレベルのクオリティだけど、私がひねくれているのもあって、TEOTFWよりはハマらなかった。
ノット・オーケーは観て好きだったけど「このサイテーな世界の終わり」「ストレンジャー・シングス」は観ていない、という人には是非どちらもおすすめしたいし、
ノット・オーケー自体はこれらの作品のファンでなくても一見の価値ありだと思う。
「このサイテーな世界の終わり」については以前の記事で紹介しているのでよろしければご覧ください。ストレンジャー・シングスは世の中にレビューが溢れすぎているので他の方のを探してみてください。