メイクアップ・スター [Glow up] - Netflix をレビュー
Netflixの新作、メイクアップ・スター のレビューです。
原題は Glow up で、grow upは年齢を重ねることですが、glow up はティーンのスラングで見た目を前よりも良くすることだそうです。
まず、この作品は1週(1話)ごとに1人が脱落する形式のオーディション番組です。優勝者には有名メークアップアーティストのアシスタントとしての契約が与えられます。
ユニークなのは、普通のオーディション番組は歌や踊り、いわゆるアイドル系が多いところ、こちらはメイクの技術を競い合います。
1話につき課題が2つ与えられ、下位2人が一騎打ちの勝負を経て、その週の脱落者が決まります。審査員は固定の2人と、その週の課題に合った審査員が1人加わります。1つ目の課題の下位2人が、2つ目の課題で逆転できない限り一騎打ちの対象になります。
だいぶ文字で書くとややこしくなってしまいますが、結局は毎週1人ビリを決めるというものです。
面白いのは、技術を競うものながら、参加者の性格や生い立ちが徐々に見えてくるところ、そしてそれをどう作品に活かしてくのかをこちらも期待してしまいます。
単純にメイクが好きな人は楽しめるでしょうし、実用的なセルフメイクと違って、芸術的なメイクのやり方、その裏側などを知ることができる点では普段メイクをしない方でも面白いと思います。
いま3話までみて残念な点は、1個目の課題の結果がハンデになったりプレッシャーになってはいるのでしょうが、1個目の結果はほぼ関係なくなっているのでは…と思ってしまうところですね。どんなに1個目の課題で好成績でも、結局は2個目の課題の結果で一騎打ちが決められているように見えます。ルールが変わっていったら面白いのですが。
とはいえ、プロを目指すアーティストたちの作品はもちろん自分ではできないメイクですし、Youtubeだと日常的なメイクの紹介動画が多いので新鮮でした。3話まで一気に見れてしまいました。これから参加者たちの関係性がどう変わっていくのか、もしくは結構ドライなままなのかも地味に楽しみです。
メイクアップ・スターはこちらから↓
